竹に浮いたカビ

オーストラリアの顧客から、納品二回目の竹製キッチン収納ボックスの縁にカビが発生したと連絡が来た。竹木製品に高温乾燥と真空包装を追加した。


乾燥工程の追加も、真空包装も、私は一度も求めていない。私が口を開く前にあなたたちがやってのけた。十五年調達をやってきて、そんなことがあったのは今回だけだ。

一枚のカビ写真

26年1月。オーストラリアの顧客からWhatsAppに写真が届いた。
竹製キッチン収納ボックス。底面の縁に沿って灰緑色のカビが並んでいた。顧客曰くこれは二回目のロット。一回目は三ヶ月前に届き、問題なかった。二回目は12月発送、海上四週間。メルボルンの倉庫で開けたらこうだった。
彼の口調は穏やかだった。苦情というより、原因を知りたい様子だった。

遡る

二回分の保存サンプルを恒温恒湿槽に入れて検証した。
三日後。二回目のサンプルに軽微なカビが発生し、一回目は無事だった。
時系列:一回目の出荷は9月、広州の湿度低減期。二回目は12月、まさに梅雨入りの時期。竹が吸湿していた。
さらに遡る:原料竹の倉庫保管は湿度管理なし。竹板切断前の含水率テストは未実施。表面は食品用ワックスオイルで仕上げられていたが、底辺と内部の溝は露出したままだった。
すべて規格通りだった。が、梅雨期に備えた特別な対応は存在しなかった。

三工程の変更

応急処置ではない。恒久的に三つ変えた:
第一に、竹板切断前の含水率強制検査。10%超過のバッチは製品ラインに乗せず、乾燥へ戻す。
第二に、全竹木完成品に高温乾燥工程を追加——55°C、四時間。ワックスオイル塗布前に実施。繊維内の結合水を追い出す。
第三に、完成品を真空包装に切り替え。一個ずつ真空袋に入れ、食品用乾燥剤を一包添付。海上輸送中も、顧客倉庫での開梱前も湿気から守る。
これらのコストは見積書に追加していない。自社の品質管理投資として扱った。

顧客は何も言わなかった

三回目のロットを発送した。顧客は礼も言わず、苦情も言わず、普通だった。
半年後、彼は新シーズンの製品ラインの開発を依頼してきた。契約書に署名するとき、不意に言った:
You know why I never looked for another bamboo supplier.
問いかけではなかった。事実の確認だった。

プロジェクト概要

納品内容
  • カビ原因の遡及調査——原料保管湿度の非管理、含水率未検査、露出面の未密封
  • 三工程の恒久防カビ対策:強制含水率検査(>10%は差し戻し)、55°C四時間の高温乾燥、真空包装+乾燥剤
  • 追加コストは顧客に転嫁せず
  • 顧客は新シーズンの全竹木製品ラインを契約
💡 顧客が送ってきたのは一枚のカビ写真。我々が返したのは説明ではなく、誰も要求していなかった防カビ対策の全体だった。
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地方機関・団体及びその構成員の皆様のご尽力とご協力に感謝します。
案件内の各部門及びメンバーの尽力と協力に感謝します。
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